←戻る

陰律無情

日本語 · 原書
設定
読書設定
18
版を読み込み中…

本文

本文
目次

郷里の誉れを高め、国の柱となる器に恥じない。

「閭里」とは、一族や近隣の人々が暮らす家々や路地のことである。「棟梁」とは、高位の官職に就く人で、国家を支える棟や梁のような存在である。郷里にこうした人がいれば、どの家もその誉れにあずかり、この上ない栄光となる。「不愧」とは、それにふさわしいということである。

庭先にはめでたい草が生え、蘭と桂花が芳香を放つ。

「庭前」とは、階段の前のこと。「瑞草」とは、香りのよい草である。蘭や桂花が庭いっぱいに広がり、どれも香りを放っている。このような様子が見られるのは、富貴の家だけである、ということである。

戸外にはめでたい気が立ち、「椿」と萱草がともに茂る。

「祥煙」とは、吉祥の気である。原文の「椿」が栄えることは父が健在であることにたとえ、萱草が茂ることは母が健在であることにたとえる。父母がともにそろって健在であり、戸外にはいつもめでたい気がたなびいている、ということである。

そのわけをたどれば、半ばは戒めを守ることから生じている。

「推」とは、調べることである。その理由を調べれば、多くは邪淫を犯さない人々なのであり、なぜそうなったかは、おのずと推し量れる、ということである。

一方、古来、邪淫を好む者も少なくなかった。

「不乏」とは、少なくないことである。古来、邪淫や色欲にふける者は少なくない、ということである。

読み込み中…

出典と版