私たち人間のさまざまな負の思念は、絶えず周囲へと放たれています。殺された動物たちも同じように、自らの生死にまつわるさまざまな怨みの念を放ち、それが周囲の空間に響き渡っています。彼らはみな報復の機会をうかがい、いつでも人類にさまざまな災難をもたらそうとしています。実は、私たちの思念は、大自然全体の気候変動に直接影響しています。今日、私たちが招いている自然の気候変動は、まさに毎日心から放っている念の果報なのです。それゆえ、経典には「法界の本性を観ずるべきである。一切はただ心の造るものである」と説かれています。
南無阿弥陀仏!仏の力の加護に感謝します!白い蓮の花に乗って出発!
ちょうど前方に、牛頭と馬面が見えました。どこへ行くのでしょう。近づいて挨拶してみよう!
「阿弥陀仏!牛頭さん、馬面さん、お二人はこれからどちらへいらっしゃるのですか?」
牛頭さんが言いました。「おお!阿玉、来たのですね。『陰律無情』は書き上がりましたか?」
「お恥ずかしい限りです!もっと努力しなければいけませんね。できるだけ早く完成させます。お二人のお心遣いに感謝します!
お二人は、会うたびにお忙しそうですが、普段、お仕事で重圧を感じることはありますか。万一、連れていく人を間違えたら、冥君閻王に解職されるのでしょうか。いつもそんなに怖いお顔をしていらっしゃいますが、どうして少し笑わないのですか。専門家によると、いつも明るい気持ちでいると、体が健康になり、ストレスも和らぐそうですよ!」
牛頭さんが言いました。「私たち牛頭と馬面は、冥府の現場で働く者です。毎日、冥府から、現世の者の寿命が尽きることを知らせる通知書を大量に受け取ります。それが『冥府霊体通牒』で、略して冥牒と呼びます。
『冥府霊体通牒』には二種類の色があり、一つは淡い黄色、もう一つは暗い赤色です。淡い黄色の冥牒は、冥府の官人である賞善司と罰悪司が手にして現世へ行き、死者の霊を迎えて冥府へ導くためのものです。私たち牛頭と馬面が持つのは、暗い赤色の冥牒だけです。
淡い黄色の冥牒は、寿命を終えた現世の者に善業が多いことを示します。暗い赤色の冥牒は悪業が多いことを示し、その者は、さまざまな地獄へ落ちて刑罰を受けることになるのです。