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《阴律无情》

日本語 · 原书正文
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続いて、もう一人の男の霊の番になりました。この男の霊が語るには、生前、偽物の薬材を作って自分で売り、偽の酒も売り、ひそかに武器を密売していたといいます。大金を稼いだ後、会社はますます大きくなり、自分の会社の知名度を上げるために他人の評判を中傷しました。地獄へ来てからは過ちに気づいたものの、もう遅すぎたといいます!

男の霊は言いました。「菩薩、どうか私を救い出してください。お願いします。ここは本当に苦しすぎます! あなたのおそばにいる、もう一匹の犬になっても構いません。この犬の後についていき、どんな苦労にも不満を言わずにお仕えする小さな犬になります。菩薩、どうか私をここから救い出してください!」

地蔵菩薩は教えを説かれました。「偽物の薬材を売り、武器を密売することは、人の命を甚だしく損ないます。この世の法でも厳しく禁じられていることであり、陰律ではさらに重く罰せられます。命が尽きれば阿鼻地獄に落とされ、永遠にそこを離れて上へ昇ることはできません。あなたは阿鼻地獄で、よくよく懺悔しなければなりません! 私のそばにいるこれは犬ではなく、諦聴といいます。この諦聴も修行をしています。私の心性から現れたもので、六道輪廻から来た動物ではありません。」

「地蔵菩薩に申し上げます。阿玉は諦聴と少しお話ししてもよろしいでしょうか?」

地蔵菩薩は言われました。「阿玉、話してごらんなさい!」

私は言いました。「阿弥陀仏! 諦聴! あなたも修行をしておられたのですね! 諦聴は毎日、ただ菩薩についていくだけなのかと思っていました。本当にうらやましいです! 昼も夜も地蔵菩薩について、あちこちで衆生を教え導くことができるのですから。阿玉は諦聴の功徳を随喜いたします!」

諦聴は言いました。「阿玉、もったいないお言葉です! 私たちは皆、修行をしているのです。まさしく、その立場にあれば、その立場にふさわしいことを行う、ということです。一切の有情の衆生は、それぞれ自分の力を精いっぱい発揮し、本分をしっかり果たすべきです。自分の本分をすべて、何一つ誤りなく果たしながら、併せて他者を助ける、つまり利他の行いもするのです。他者を助けることは、実は自分の功徳を積むことなのです。仏果を証するまでは、私たちが行う、いわゆる利他の行いはすべて自利でもあります。私たち自身の福徳が、まだ円満ではないからです。福徳が円満になるまでは、自分の福徳の資糧を積み重ねなければなりません。ですから、人を助け、他者を利することは、自分の修行の資糧を積むことなのです。福徳が円満なのは仏だけです。そのため、完全に他者を利しているといえるのは仏だけなのです。私、諦聴は幸いにも、菩薩に慈悲をもってお守りいただき、少しずつ学ぶ機会を頂いているのです。」

私は言いました。「諦聴のお言葉に感謝いたします! さすがは大菩薩のおそばにおられる護法です。おっしゃることも並外れています。本当に随喜、随喜です!」

阿玉は地蔵菩薩にお尋ねしました。「先ほどの女の霊について、菩薩は過去世に仏法を学んだことがあるとおっしゃいました。でも今は、阿鼻地獄に落とされ、永遠にそこを離れて上へ昇れないのですから、もう何の望みもないということなのでしょうか?」

地蔵菩薩は教えを説かれました。「先ほど、私は彼女に懺悔するよう言いました。口では過ちを改めると言っていても、その心はまだ、真心から懺悔するところまでは至っていません。ただ阿鼻地獄があまりにも苦しいので、すぐに離れたいと思っているだけなのです。もうしばらくして、彼女の心がもっと清らかになれば、私は再びここへ救いに来ます。今はまだ、阿鼻地獄で引き続き心を練り磨く必要があります。」

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