神々の教誡を収める文献。『金科輯要』と併せて紹介される神明の教誡書で、陰律と冥府での善悪の審理を扱います。附文の「謹按」には、清の光緒三年に文武二帝が頒布を願い、諸仙が補い、飛鸞によって文章を整えたという由来が記されています。神明の言葉を降筆で伝える善書の伝統に属する説明です。
> S1 L1434
29 金輪
二科を併せた呼び方。附文は『金科輯要』『輪科輯要』を挙げた後に「金輪二科」と記しています。ここでの「金輪」は、その二つの文献を合わせて指す呼び方です。賞善罰悪、軽減、加重、相殺などの条項を参照する箇所であり、独立した『金輪』という書物の書誌情報は示されていません。
> S1 L1434
30 欲海回狂
勧善の著作名。清代の周安士が、邪淫を慎むことを勧めた著作で、『安士全書』に収められています。経典や事例を通して、欲と行いの及ぼす影響を説きます。妙升は附文の冒頭で『寿康宝鑑』『万善先資』とともに挙げ、冥府にまつわる話に以前から接していたことを述べています。
> S1 L1808;R04-AP01;R04-AP02
31 万善先資
勧善の著作名。殺生を慎み、生命を守ることを勧める清代の周安士の著作です。『万善先資集』とも題され、『安士全書』に収められています。妙升は、以前から冥府に関する経験談を読んでいた書の一つとして挙げ、自分と『陰律無情』との出会いを語り始めています。